電車の車両間の混雑を緩和する方法
※単なる思考実験です
自分はリモートワークと出社のハイブリッド型で働いていて、大体週2で出社しています。
郊外から都心に向かう、いわゆる通勤電車にのっているので結構混んでいるのですが、帰宅時間も乗る車両も毎回違うので混雑具合はまちまちです。
ただ、結構車両間の混雑の差は大きく、それを解消するにはどうすれば良いのかなと考えてみました。
【前提】
人は出来るだけ空いている車両に乗りたい、というのは自然な考えだと思います。中には混雑を楽しむ人がいるのかもしれませんが、それは例外ということで。
つまり、混んでいる車両に乗っている人は可能なら空いている車両に乗り込むので、全体最適されるなら全ての車両は同じ混み具合のはずです。
【原因】
しかし、事実として車両の混雑度合いはばらばらです。原因は大きく二つ思いつきました。
1. 他の要因により敢えてその車両に乗っている
2. 他の車両が空いていることを知らない
両方とも目新しさはないかと思いますが、それぞれについて深掘ってみます。
まず1についてですが、大きな要因は、乗車または降車時の場所に近いからです。
※先頭車両で景色を見たいとかもあるかもしれませんが、最近の電車は塞いでますし、通勤車両を想定しているのでそう言った人たちは除外しています。
乗車の場合は駆け込みかそれに近い人たちが密集しますし、降車については1秒でも早く帰りたい人は降車位置に近い車両に乗ります。
逆にいうと、この人たちは多少混雑していてもその車両に乗る動機があるということです。
2つ目の他の車両が空いていることを知らないについてですが、これは当然といえば当然です。10車両以上もある車両のどこが空いているかなんて、全体を見通すことは困難です。
そのため、この車両が空いてるかなと思って乗った車両が実は一番混んでたなんてこともあるかと思います。
【解決方法】
1の解決方法はシンプルで、以下の二つが考えられます。
- 乗降者数の多い駅同士で、出口の位置を分散
- 出口をできるだけ多く作る
実際やろうとするとお金かかるのでできませんけどね!
2の解決方法も簡単で、リアルタイムの混雑状況を車内モニターなどで映せば良いかと思います。
ただ、これに近いことはある意味やっていて、最近はホームに、このあたりの車両は混みますとか掲示されてますよね。あれは分散に一役買ってるかと思います。
で、これ以外に方法がないかというともう一つ思いつきました。
3つ目の解決方法は、空いている車両に移ることにインセンティブを与えることです。(もしくは逆に、混雑車両にディスインセンティブを与える)
もともと空いているというインセンティブはあるのですが、それ以上に与えましょう。
先に書いたように、鉄道会社は概ねどの車両が混むかは把握しているので、例えば空いている車両を新しく綺麗にする、料金を下げる(これは難しそうですが)、楽しくなる音楽を流す(好みが分かれそう...)などなど。
まあ逆にディスインセンティブを与える方法は簡単で、空調を悪くするとか掃除しないとかすればいいのですが、それは流石に顰蹙を買いそう。
ということで、結論として以下になりました。
- 駅の乗降口を分散させる
- 混雑状況のリアルタイムモニターを作成
- 人が少ない車両にインセンティブを
自分はこういうことを考えて通勤車両の暇つぶしをしています。